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有限会社 林住建
栃木県那須郡那須町
高久甲5811-36
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基礎知識

設計するにあたって設計管理者選び施工業者選び見積書(工事費)の見方
設計するにあたって

[家族の希望を調整しよう]
住まいづくりの第一歩は、建設したい住宅のイメージを家族の共通認識として固めることです。
どのような住宅を建てたいのか希望をはっきりせずに住まいづくりを始めると、設計段階、施工段階で大きな手戻りになり、余計な時間や費用もかかります。


まず、家族全員の希望を洗いざらいノートに書き出してみましょう。
次に家族間でよく話し合い、希望の優先順位を統一させましょう。
また、完成直後の状態だけではなく、子供が独立した後のこと、親との同居の可能性など、長期に渡ったライフサイクルを考え合せることも重要です。

生活様式:
現代の日本の住宅は一般的に和洋折衷です。
自分のイメージする生活を反映させて考えましょう。

部屋敷の希望:
通常考えられる部屋以外にもアトリエ、オーディオルームなどの特別な目的のための部屋もリストアップします。

部屋の床面絹:
各部屋の規模を考えます。まず、何帖大の大きさにするのかを考え、これをm2に換算するのが現実的です。(畳2帖[1坪]で約3.3m2です。)

子供部屋:
独立した子供部屋を与えるのか、親の目が届くようにするのか、また、兄弟であれば一人一部屋とするのか、兄弟で一部屋とするのかなど、将来も見据えて考えましょう。

耐震性:
間取りの希望を最優先すると一般的に耐震性が劣ってきます。建築基準法ぎりぎりの耐震性があればよいのか、間取りにある程度の制約を受けても耐震性に余裕を持たせたいのか考えましょう

耐久性:
住宅の耐久性を向上させるには、十分な床下換気、小屋裏換気、床下防湿を図ることが一般的です。
更に、耐久性の高い樹種や外壁通気工法の採用など工夫する場合もあります。

断熱性:
住宅の断熱性能を高めると、省エネルギー効果だけではなく、次のように快適性が向上します。
a)外壁や屋根などからの幅射熱を少なくすることができるので、外気温に近い室温でも快適な体感温度が得られます。
  極端に高い(低い)室温にしなくてもすむので、体への負荷もも少なくて済みます。
b)部屋間の温度差や部屋の天井部分と床の部分との温度差が少なくなり、快適に生活できます。
c)冬季に壁の表面などに水滴が発生する表面結露が起こりにくく、シミやカビの発生防止にも繋がります。

パリアフリー:
人間誰しも歳をとるもの。
高齢になってからリフォームすると多大な費用がかかります。
新築時にある程度配慮しておくことで、必要になった時に少ない金額で対応できます。
バリアフリー住宅は、子供にもやさしく、住宅内事故を防止するうえで重要です。

シックハウス対策:
住宅建材などに含まれている揮発性の化学物質が、頭痛や目の痛みなどの健康被害を引き起こす場合があります。
この対策にどの程度取組むのか考えます。

家具:
持ち込みとするものや造り付け家具の収まり及びデザインなどを配慮して設計できるのが注文住宅のメリットです。

設備:
キッチン、風呂、トイレ、暖冷房、給湯、換気など設備は予算に大きく影響します。
現実にどの程度のグレードが必要なのかについて考えます。


[成約される条件を整理しよう]

○経済的条件
建築工事費は通常、平方メートル(平米)当たりいくらか、坪(3.3m2)当たりいくらかといった単価で表現されます。
この単価は、構造(木造等)の違いとか、建築地域とか、仕上げや設備の内容等によってかなりばらつきがあります。
家を建てる際、予算の把握は最も重要なことです。
最近、家を建てた人や、知り合いの大工さんに近隣の単価を聞き、大まかな建築工事費を把握しましょう。
ちなみに平成12年度に行った調査による公庫融資利用者の平均単価は下表のとおりです。


【建築工事費単価〈建物のみ)】
 構造等 : 工事費単価(円/m3)
 ----------------
 在来木造: 167,237
 プレハブ: 193,301
 2×4 : 179,372
 在来耐火: 218,924


具体的に建築工事費の予算をを建てるには、住宅ローンの調達面から考えることも重要です。
借りられる額ではなく、返済できる額をベースに考えましょう。
返済可能なローンの金額に手持ち資金を足し諸経費を引いた額が、建築工事費の最大の予算です。
実際は、追加工事や外構工事、突然の出費等がありますので、余裕を見て予算をたてましょう。
予算によっては、家族の希望を再度調整し、本当に必要な希望に絞り込みましょう。


○敷地条件
 次のような敷地条件は、設計に影響を与えます。事前に調べておきましょう。
・敷地の大きさ、形状、傾斜、方位
・建築基準法、都市計画法等の制約・・・用途地域によって、建ぺい率、容積率、傾斜制限などに制約がかかります。
・道路の形態(公道、私道)、接道長さ、道路幅・・・道路との接し方によっては建設できない場合もあります。注意しましょう。
・地耐力(地盤の堅さ)・・・最近は安い費用で地盤調査ができます。埋め立て地、田の跡地、河川・沼等の付近などでは設計の前に地盤の堅さを確認しましょう。
・隣接建物や近隣の状況と将来予測・・・将来の日当たり、通風、プライバシーなども考えましょう。
・ガス・下水の引き込み位置・・・都市ガスや下水の引き込みができない地域では、プロパンや合併浄化槽が必要になります。


[各部屋の計画にあたっての留意事項]
家具:
部屋の使用目的に応じて、その部屋に必要な家具の数量、種類をあらかじめ調べておき、家具が無駄なく納められるだけのスペース、壁面を確保します。

コンセント:
各部屋に適切に配置します。
ただし、家具に邪魔されて使用できなくなるような場所は避けましょう。
電気のスイッチやガス栓、テレビのアンテナ線や電話の位置もあわせて検討しましょう。

出入ロドア:
部屋の使い勝手を考慮して位置及び開き方を検討します。
部屋どうしのドアが接触しないよう注意することが大切です。

通風:
各部屋はできるだけ2面に開口部を設けます。
夏季に高温多湿となる我が国では、快適で衛生的な生活をするためにも部屋の風通しを良くすることが重要です。

玄関:
玄関の位置は、外部からの入りやすさばかりでなく、道路から覗かれるなどプライバシー上の問題はないか、子供が直接道路に飛び出す危険性はないか、また、全体の間取りとして適切な位置となっているかなどを十分検討してください。

階段:
階段の位置は動線に合わせて検討しましょう。

室内動線:
居間を通って食事室へというように、部屋の中に動線を通過させる場合は、通過距離が最も短くなる部分を動線として使用することとし、その部分へは家具などを置かないようにします。

(住宅金融公庫セミナーテキスト「住まいづくりの基本を知ろう」より)



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