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有限会社 林住建
栃木県那須郡那須町
高久甲5811-36
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基礎知識

設計するにあたって設計管理者選び施工業者選び見積書(工事費)の見方
設計管理者選び
[よい設計をしてもらうコツ]
いよいよ建物の設計にとりかかります。
ご自分で描かれた間取り図で施工業者に頼まれる方もいますが、素人の設計では機能的にも経済的にもムダが多く、やはり専門家に頼む方が賢明といえます。
設計というものは、単なる間取り計画だけでなく、構造計画、設備計画、温熱環境など建物全体にかかわる総合的なもので、それだけにこの計画を仕上げるためには、相当の専門知識が要求されます。

[設計と工事管理]
設計は「工事実施のために必要な設計図書を作成すること」、工事管理は「工事が設計図書どうりに実施されているかを確認すること」で、いずれも建築士の主な業務となっています。
施工現場では、設計図書作成者(=設計者)が工事管理するのが合理的ですので、設計と工事管理を切り離して別々の建築士に依頼するのではなく、一体として依頼するのが一般的です。
建築士法では、建築物の規模や構造によって、設計又は工事管理できる建築士が定められています。

一級建築士:
 ・木造の建築物で高さ13m超のもの等
 ・鉄筋コンクリート造等の建築物で面積300m2、又は高さ13m超のもの等

二級建築士以上:
 ・鉄筋コンクリート造等の建築物で面積30m2超のもの等
 ・面積100m2(木造は300m2)超の建築物
 ・3階建て以上の建築物

木造建築士以上:
 ・上記以外の木造建築物で面積100mz超のもの等

[設計(工事管理)は誰に頼むか?]
設計は設計単独で考えるのではなく、工事管理や施工者との関係も考慮に入れて考えなければなりません。
設計、工事管理、施工の頼み方として、2つの方法があります。

①設計・工事管理は建築士事務所に、施工は施工業者に頼む
 建築主の事情や要望に合わせたきめ細やかな設計が期待できます。
 また、工事費の見積り(設計上の見積り)や施工業者選定の際の助言、建築主の代行者としての工事管理も期待できます。
 理想的と言えますが、工事費とは別に、設計費、工事管理費が必要となります。
 建設したい住宅のイメージをしっかり持っている方、業者任せにせずご自身で納得できる家造りをしたい方などにはお勧めします。

②設計(工事管理)と施工を一緒に施工業者に頼む
 施工業者内部の設計部・課等が設計(工事管理)を行います。
 複数の設計者が参加して総合的にバランスのとれた良い設計になる場合もあれば、施工業者が得意とする設計に誘導されてしまう場合もあります。
 標準設計が自分の好みに合っているか事前に確認しておきましょう。
 この方法を選択する場合は、設計だけで考えるのではなく、地場で長く施工している工務店など、施工に信頼のおける施工業者であるかどうかも重要なポイントです。
 この方法は、設計費・工事管理費が少額か時には無料となっている例もあり、費用面で有利に見えますが、実際には、工事費の中に含まれていると解釈するのが通例です。
 施工業者を信頼し、ある程度お任せして、家造りをしたい方にはお勧めします。
 また、設計・施工契約のみを締結し、工事管理契約を締結しない場合がありますが、工事管理契約も伴わせて締結することをお勧めします。

[設計者の選び方]
設計を別に頼む場合、設計事務所に依頼することになりますが、適当な設計者に心当たりがない場合は、各都道府県にある建築士事務所協会、建築士会などを尋ね、会員の方を紹介してもらう方法があります。
建築士は、芸術家肌の人、実務的な人など様々で、また、得意とする分野(デザイン・構造・温熱環境など様々)も異なっており、選定は一般的に困難です。
複数の建築士の方に実際に会い、できれば設計した住宅を見せてもらって判断しましょう。
その建築士の設計の考え方に同調でき(自分の建設したい住宅のイメージに合う)、信頼できそうで何よりご自身と相性の良い人にお願いしましょう。
まず、気に入った住宅を見つけて、その設計者を訪ねるという方法もあります。
住宅を自分の作品ではなく依頼者の生活の場と考えてくれる人を選ぶのが重要で、住宅の設計を長く手がけている建築士や生活感のある女性建築士なども有力な候補です。

[設計者との打ち合わせ]
ご家族で話し合い、調整した希望・注文を設計者に確実に伝え、建主と設計者が十分理解し、納得のいくまで打ち合わせをしましょう。
十分な話し合いをやらないで設計を頼んだために、設計図完成後や工事の途中で変更、追加工事等をお願いするようなことになると、工事が遅れるばかりでなく工事費も割高になり思いがけない出費となります。
企画、基本設計の段階で十分な打ち合わせを行うことが重要です。
また、あまり無理な注文はしないようにしましょう。
設計者は専門家として、耐震性や経済性も含めて提案しているはずです。
施主側の希望ばかり優先すると、思わぬところで無理が生じることになります。

[設計者に頼むこと]
施工業者以外の人に設計を頼む場合、設計と工事管理を一緒に頼むのが普通です。
その主な内容はおよそ次のようなものです。
・設計図面の作成
・工事費の見積
・建築基準法に基づく建築確認の申請
・公庫融資住宅としての設計審査の申請
・施工業者選定の際の助言
・工事請負契約の際の立ち会い
・工事の監理
・建物の完了検査及び建築基準法上の諸手続
・建物引渡しの立ち会い

[設計見積りと再検討]
設計図書ができたら、その設計に基づいて見積り(設計見積り)を出してもらいましょう。
ご家族の希望を全て盛り込んでいると、この段階で予算オーバーになることがあります。
このような場合、再度、ご家族の希望について優先順位を見直し、予算内に収まるように再検討します。
この作業を通じてご家族の希望が統一され、住みたい住宅がどのようなものか明確にできれば成功といえます。

[設計者とも契約を]
設計および工事管理を頼む場合は、当然報酬を払うことになります。
依頼する内容と報酬について設計者とも契約を結ぶようにします。

(住宅金融公庫セミナーテキスト「住まいづくりの基本を知ろう」より)



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